ケールとは?
ケールとは、地中海沿岸を原産とするキャベツの原種であり、味に独自の苦みがある特徴を持つ野菜です。
生命力が非常に強い野菜で、温暖な気候であれば一年中栽培可能であり、多くの収穫を得ることができます。
キャベツと異なり、丸くなることはなく、厚くてかたい長さ50cm程度、幅20cm程度の青黒い葉をつけます。青黒いのは、葉緑素を多分に含む為であり、葉の部分には濃度の濃い栄養分を多分に含む特徴があります。
しかしながら、葉が固いこともあり、食用にされることはあまりありませんでした。ちなみに、このケールを品種改良し、葉を柔らかくした野菜がキャベツです。
当初は食用として用いられなかったケールが 注目を浴びたのは、この葉の持つ栄養価の高さが並外れていたことによります。
ちなみに、ケールのビタミン量をキャベツと比較してみると、ビタミンAは50倍以上、ビタミンB2は5倍以上、ビタミンCは2倍と、いずれも 高い含有量を誇ります。
また、ミネラル分も豊富 に含まれており、カルシウムや鉄が、キャベツの3~5 倍程度、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リンなどのミネラル も、おおよそ3倍程度含有しています。
このように、ケールは飛び抜けた栄養価の高い野菜であり、この点に高い注目を浴びたわけです。
ケールの青汁は高い栄養価でダイエットや生活習慣病の改善をサポート!!
青汁といえば「マズい! もう一杯!」のCMが有名です。かつての青汁は独特の苦味と青臭さがあって当たり前の飲み物でした。でも健康にはとても良いということでがまんして飲んでいました。その頃の青汁の原料がケールという野菜です。
ケールには独特の風味があり、飲みにくかったのですが、野菜の王様といわれるほどの高い栄養価を含んでいます。
最近では生産技術も格段に進歩し、ケールを原料とした青汁でも無理なく飲めるものがたくさん発売されています。
ケールは野菜の王様です!!
カルシウム・ビタミンなど栄養たっぷり!
カルシウムやビタミンC、カロテンなどの栄養素をたっぷりと含むケール。その栄養素の高さから「野菜の王様」といわれるほど。トマトやほうれん草など、他 の野菜と比較しても、その栄養価は突出しています。大きな緑の葉を広げ、日光をしっかりと浴びることで、自然の栄養を十分に蓄えています。
目の健康や女性に大切な成分も充実!
まず注目したいのが「ルティン」。これは目の健康に役立つ栄養素で、加齢やストレスによって引き起こされる視界のかすみ・チラつきなどを抑えます。
ケールは「葉酸」も豊富です。葉酸は妊娠中の女性には絶対に欠かせない成分で、胎児の障害の発生リスクを低減させる効果があることから、厚生労働省より摂取を推奨されています。また、葉酸は赤血球をつくる時に重要な働きをします。貧血をはじめ、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも役立ちます。
ケールのビタミン・ミネラルの含有量は全野菜中トップクラス!
ケールはビタミンC、ビタミンB群に加えβカロテンが豊富。またカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分など、必須ミネラルもたっぷりです。
こうした含有栄養素の幅広さ、バランスの良さは全野菜中でもトップクラス。野菜が足りない方、健康が気になる中高年の方にとっては、心強い味方です。
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